いささかなりとも
人のお役に立つことができ得れば
この言葉は、当園が長年大切にしてきた言葉です。昭和5年、先代園長が農作業の忙しい時期だけ農家の子どもを預かったことから「みみづく保育園」は始まりました。多用な保護者にかわって、少しでも子育てのお役に立てることができれば…。
私たちは先代の思いを受け継ぎ、家庭での保育が難しい0才児から小学校就学前のお子さままで、児童福祉法に基づいて保育を行っています。お預かりした大切なお子さま一人ひとりに豊かな愛情をもって接し、保護者さまにもお子さまにも安心していただける最善の福祉を提供することが、当園の努めだと考えています。
みみづく保育園は、心身ともに健康で、情緒豊かな子育てを大切にしております。
保育者はもちろん、補助職員や調理員までがこの理念に基づいて子どもたちと向き合っています。
専門知識の習得や技術の向上など、自らの人間性を高めながら豊かな愛情をもって接することが大切だと考えています。
保育の基本は、家庭・地域社会・園との信頼関係を築きながら、子どもたちが安心して生活できるように子育てを支えることだと考えています。
そのため当園では、養護と教育が一体となった保育環境を整えています。
日々新しいことを吸収しながら成長している子どもたち。私たちには、毎日の生活のなかで「良いこと」と「悪いこと」の分別をわかりやすく伝える義務があります。そのためには、心身ともに成長が著しい乳幼児期に、基礎となる人格を形成することが大切でしょう。
当園では、地域社会や自然、友だちや保育士との交流の中で、相手を思いやることができる人格形成を目指しています。
毎日交わされるあいさつは、人と人・心と心の結びつきを作り出します。古くから育まれてきた“あいさつ”というコミュニケーションですが、昨今の人間関係が希薄になった社会では、その文化が失われつつあるように感じます。
みみづく保育園では、登園時に大きな声で元気よくあいさつを交わします。毎日の園では、毎日のコミュニケーションの基本コミュニケーションの基本
科学や医療技術の進歩は、私たちに多くの恩恵をもたらしました。しかし、それはある1つの側面にすぎません。人が生きていくには、思い通りにならないことの方が多いでしょう。そこで当園では、“自然との共生”を提案しています。
人間も、自然が生み出した生命の1つです。このような考え方によって、子どもたちがモノや動植物を大切にする気持ちにつながると考えています。
子どもの将来は大きな可能性に満ちています。彼ら一人ひとりが進む先へと舵をとるのは、周りの大人の役目です。
当園が推奨するのは「子どもたちが自ら考え選択し、行動できる子育て」です。豊かな人格形成の土台として、自分を大切にし、楽しい生活を送れるようにとの気持ちを込めています。
自分を大切にする子どもは、自分の個性や思いを表現する力を身に着け、同時に他人を受け入れられるバランスも身につけられると考えています。
そのために、まずは保育に関わる大人が子ども一人ひとりの言葉に耳を傾け、“子どもから学ぶ”という姿勢で保育に関わるよう心がけています。
当園の子どもたちは、「やってみたい!」というチャレンジ精神が旺盛です。
子どもたちの冒険心や好奇心を大切にし、この先の人生の宝物となる「人とのつながり」を学んでもらうために、友だちと協力する環境を提供するのが私たちの役割です。
友だちやたくさんの人と協力しあって目標を達成したときの満足感・充足感を体感できるよう、楽しく学べる行事を開催しています。